学ぶ姿が変わる

文化の出現は創造的な仕事であり、行為する私達人間は、同時に生きているその時代の中であらかじめ完結したものなのではなく、完全な意味で歴史的な存在として発展し続ける、変化に富む生命と言えます。

20世紀末期、高度情報通信社会は、私達の学ぶ姿勢をも変えようとしています。識者からの一方向の教育も、発信しながら個人の内感をまとめ、修得していく行為に移り始めました。学ぶ場としての機構、学校の意味も変化しています。21世紀の教育のあり方を考える、私達一人ひとりの問題です。幸い、時代は、情報通信ネットワークが信頼できるまでに進化しています。家庭教育・学校教育・社会教育といった各カテゴリーを超越し、二元論を超越し、ネットワークによる21世紀教育理念創造へ参加しながら、誰もが提唱し、未来への投企を実践する環境、それが創発教育研究環です。


「通信ネットワークの活用と情報」 田川義博 岩波講座現代の法10 『情報と法』 岩波書店 1997年1月20日発行