海のふ・し・ぎ

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　合唱セミナーで再び「海のふ・し・ぎ」をやることになりました。「海のふ・し・ぎ」は２０００年に公演したキッズのミュージカルです。その後、楽譜やＣＤになって、全国の小学校で上演してくれていますが、キッズにとっては久々の「海のふ・し・ぎ」、いや、今のメンバーにとっては始めての「海のふ・し・ぎ」と言ってもいいでしょう。そこで、約４年前に「海のふ・し・ぎ」をつくった海にみんなで行ってみることにしました。
　行き先は三浦半島。４年前に２回合宿をした三浦ふれあいの村です。

海へ１（pdfファイル）

　３月７日に、大人５人、子ども３人で実踏に行き、当日のコースを決定。実踏の日は、東京では昼間雪がちらついたほど寒い日でしたが、三浦ではとてもいい天気。磯を歩くのにたっぷり２時間もかかりましたが、海岸を歩いていると汗をかいたほどでした。でも春の天気は変わりやすいし、強風も心配。安全対策のためルートを変更ました。長者ケ崎海岸での夕陽もバッチリ！富士山の横に沈む夕陽は絶景です。帰りにはまあるい満月が出て、車の中では「いのちのふしぎ」の大合唱。後は当日の天気を祈るのみです。

海へ２（pdfファイル）

いよいよ、海に行く当日。お天気はまあまあ、暖かい春の陽気です。サンプラザ前からバスに乗り込みいざ出発。意外と道がすいていたので予定より早く到着し、バーベキューの準備。５班に分かれ、それぞれのかまどでバーベキュー開始です。

お昼はみんなでバーベキュー

進んで準備するキッズ。がんばるパパたち。「オレ、火の番」とかまどにつきっきりの男の子たち。ある班では、板前さんのパパが焼いてくれたプロの味のバーベキューでひと味違ったとか？　焼きそば１本も残さずに、みんなきれいに食べました。ごちそうさま！

シーサイドハイキング

三浦ふれあいの村の前にある和田長浜海岸を出発し、荒崎までのシーサイドハイキング。海のふちをずっと歩くのです。岩があれば登り、海の中に入り、なかなか先に進みません。海草とたわむれ、カニを追いかけ、貝殻をひろい、砂にまみれて、、、トラフグやネコザメをみつけた子もいました。そして、途中の海岸に捨てられたお弁当の容器やペットボトル、空き缶やガラスの破片、大きなタイヤや冷蔵庫は誰が捨てたんだろう？　みんなで海岸のゴミも拾いながら歩いたら、大きなゴミ袋３つにいっぱいになりました。『海のふ・し・ぎ』の中で魚たちが「人間は敵だ」というセリフの気持ちがわかった気がする、とさとこちゃんが言いました。切り立った岩場で、海に落ちないかとハラハラドキドキもありましたが、海の自然を思い切り満喫しました。

いちご狩り

海を歩き遊ぶこと２時間半の後はいちご狩りです。時間もちょうどおやつの時間を過ぎたところ。荒崎で待っていたバスに乗り、嘉山農園へ。いちごハウスの中には真っ赤ないちごがいっぱい！わあ、大きないちごもある～・・・１０分後、赤いいちごがすっかり消えた！・・・まるでイナゴの大群のようにキッズの大群はいちごを食べ尽くしてしまったのでした。中には青いいちごまで食べた子も・・・。いちごにつけるミルクは、普通はおかわりなしなんだって。でも嘉山農園のおばさんはやさしくて、何度もおかわりをもらった子もいました。最後にミツバチもみせてくれました。

夕陽を見たよ！

再びバスに乗り、長者ケ崎海岸へ向かいました。海を見るとすぐに裸足になって入っていくキッズ。着替えが何枚あっても足りません。この日は暖かかったので、晴れているのですがなんとなく霞がかかったような感じです。夕焼けも赤というよりピンク色、空全体が桜色です。春の海に静かに日が落ちて、波もピンク色に染まります。海岸で「いのちのふしぎ」をみんなで歌いました。～♪海に真っ赤な日が沈む　空こがし・・・

帰りのおまけ

夕陽も見たし、海岸で夕食のお弁当も食べたし、後は帰るのみ！　バスに乗り込みいざ東京へ。今日一日たっぷり遊んだのでみんな静かです。高速に乗る前にトイレ休憩を入れる予定でしたが、道もすいていてまだ４０分しか経っていなかったので、早く帰っちゃおうとそのまま突っ走りました。ところが、、、、都心の景色が見える頃になって「トイレ」・・・。首都高にはトイレがない！待って待って、今降りるから、、、飯田橋で降りて公衆トイレの前にバスを止めたところ、ゾロゾロゾロゾロ私も私も、、、。結局１０分休憩になりました。そうだよね、いちごをたくさん食べたんだった。気をつけようね、いちごと首都高。そんなおまけもつきましたが、８時にサンプラザ前に到着。１２時間にわたるキッズの一日海の旅は無事終了したのでした。

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