和菓子(わがし)の先生:坂本公英(まさひで) [阿佐ヶ谷(あさやが)の和菓子(わがし)店「栄太楼(えいたろう)」ご主人]
9月9日は重陽(ちょうよう)の節句(せっく)です。菊(きく)の節句(せっく)とも言われ、菊(きく)や菊(きく)人形をかざります。菊(きく)は長寿(ちょうじゅ)の花で、菊(きく)の花に綿(わた)をかぶせて露(つゆ)をふくませ、それで身体をふくと若(わか)返るとも言われていました。 菊(きく)の形の練り切りという和菓子(わがし)をつくって祝ってみましょう。
練り切りの材料は、あずきやいんげん豆を、さとうと一緒(いっしょ) にやわらかく煮(に)てつぶし、皮をとったあんです。最初に分量を量ります。
黄色く色をつけたあんを手のひらに平たくのばし、小豆のあんを丸めて中に包んでいきます。
白あんを真ん中にのせてから、スプーンなどで花びらを作っていきます。
最後にピンクのあんで芯(しん)をつくり、ようかんの葉っぱをのせます。