日本の歌はおもしろい

こいのぼり

作詞:近藤宮子 作曲:未詳 昭和6年(1931年)

歌詞

やねよりたかい
こいのぼり
おおきいまごいは
おとおさん
ちいさいひごいは
こどもたち
おもしろそうに
およいでる

解説

五月五日の端午たんご節句せっくに男の子の成長を祝って戸外に立てる鯉幟こいのぼりの始まりは江戸えど時代、主に江戸えどふくむ関東地方の風習で当時の関西(上方)には無い風習だったそうです。最初は黒いまごいだけでしたが、明治時代から赤いひごいがセットになり、昭和になって青い子どものこいが加わり、こいの家族が空を泳ぐようになりました。作詞さくし者の近藤宮子さんは「チューリップ」や「おうま」などの作詞さくしもしています。