作詞:未詳 原曲:近代箏曲 明治21年(1888年)
さくら さくら 野山も里も 見わたす限(かぎ)り かすみか雲か 朝日ににおう さくら さくら 花ざかり
さくら さくら やよいの空は 見わたす限(かぎ)り かすみか雲か 匂(にお)いぞ出ずる いざや いざや 見にゆかん
この歌はお琴(こと)の入門曲として作られ、東京音楽学校(現東京芸術大学)発行の箏曲集(そうきょくしゅう)に発表されたものです。メロディが日本古来の邦楽(ほうがく)の音階(おんかい)なのはそのためです。やよい(弥生)は三月のことですが旧暦(きゅうれき)なので、今の四月、桜(さくら)が咲(さ)く頃です。