作詞:未詳 作曲:未詳 文部省唱歌 明治43年(1910年)
出た出た 月が まるいまるい まんまるい 盆(ぼん)のような 月が
隠(かく)れた 雲に 黒い黒い 真っ黒い 墨(すみ)のような 雲に
また出た 月が まるいまるい まんまるい 盆(ぼん)のような 月が
まあるい満月が顔を出したり雲に隠(かく)れたりする様子が目に浮(う)かびますね。日本人が月を愛(め)でる風習は縄文(じょうもん)時代からあったといわれます。満月による月の明かりは、現在(げんざい)のような照明器具のなかった古代において、特別に神聖(しんせい)なものだったのでしょう。月から来たかぐや姫(ひめ)のお話や月にうさぎがいてお餅(もち)つきをしているお話もありますね。 中秋の名月、十五夜には満月を楽しみましょう。