作詞の宮原晃一郎さんは北欧文学の翻訳者であり、童話作家です。歌詞の中の海は宮原さんが生まれ育った鹿児島湾と言われています。もともとの歌詞は7番までありますが、4番以降はかつての日本海軍の勇ましさを讃える軍国的な歌詞なので歌われなくなりました。
とまや=とま(むしろ:菅や茅などで編んでつくったもの)を屋根にしている粗末な家
いそべ=岩の多い海の波打ち際
しおにゆあみ=海水を産湯として、生まれたばかりの赤ん坊を洗うこと
わらべとなりにけり=どんどん成長していく様、少年に成長した
千里寄せくる=遠く離れたところから寄せてくる
いみじき楽=素晴らしい音楽
不断の花=ほぼ一年中花をつけている「不断桜」、または「不断草」。若葉は季節に関係なく食べられることからこの名前があるそうです。